学芸大学の本格イタリアンのパスタ
こんにちは
学芸大学駅から徒歩30秒オリーヴァです!
先日お店のスタッフとパスタの種類について話していました
「タリアテッレとタリオリーニ」について
なんだか名前も似ているし
どっちがどう違うか混乱しますよね!
シェフに聞いたところあるイタリア語を理解すれば簡単に覚えられるそうです!
今回はタリアテッレとタリオリーニにまつわるお話です
タリオリーニ
タリアテッレ
この二つに共通している言葉に「タリアーレ(tagliare)」があります
イタリア語で「切る」という意味
伸ばした生地をうどんやそばのようにナイフなどで切っていきます
ということは、うどんやそばも「タリオリーニ」?
いえいえい、
イタリアのパスタ文化のすごいところはここからです
パスタの種類と名前は「麺の太さ」でも変わってゆきます
タリオリーニは、1〜3mmの幅
タリアテッレは、細長いリボン状で、厚さは1mm、幅4ミリ~8ミリほど
名前が似ているので混同してしまいそうなこの2種類のパスタ
タリアテッレの方がきしめんのような見た目だということを覚えておいてくださいね♪
こちらタリアテッレ(🔽Amazonに飛べます)
それよりもややこしいパスタ
フェットチーネとタリアテッレ
この違いを説明するにはイタリアの食文化と歴史、そして地理を理解する必要があります
フェットチーネは中部から南部が主流と言われています
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太さは各メーカー毎によって違いますが、幅5ミリ~8ミリの平打ちパスタのこと
「小さなリボン」と言う意味なので、先ほどの「タリアーレ(tagliare)」という単語は入ってきません
フェットチーネは幅5ミリ~8ミリ
タリアテッレは幅4ミリ~8ミリ
ここでまた質問を思いついてしまいました
きしめん型で手で切っているパッパルデッレはタリアテッレと何が違うのでしょう!
パッパルデッレの語源は「pappare(パッパーレ)」豪快に食べるという意味
作り方はタリアテッレと似ているのに「タリアーレ(tagliare)」切るという名前が入っていません
これがパッパルデッレ🔽(Amazonリンクに飛べます)
パッパルデッレの幅は約10ミリ〜広いものだと30ミリ
もし10ミリ幅のパッパルデッレが出てきた時には、タリアテッレと違いがわかりませんよね
ここでの区別は「パスタの発祥地」に注目です
パッパルデッレはイタリア中部トスカーナ地方の郷土料理としてポピュラーなパスタです
トスカーナ料理として定番のパスタソースとしてイノシシやウサギ、カモなどの煮込みソースと共に出された場合にはパッパルデッレが合わせられます
一方のタリアテッレはボローニャ発祥
定番はボロネーゼですね!
日本人も大好きなパスタ
イタリアの歴史や文化を知ることで、パスタのアレンジも楽しくなると思います!